必履修教科・科目の対応
県教育委員会定例会が10日、県庁であり、必履修教科・科目で未履修があった県内の県立高校における実態と、具体的対応方法などが示された。
それによると、上伊那で未履修問題が発生している3校は、ともに03年から必履修科目を履修しなくても卒業できる制度を導入。本年度の卒業生においては、伊那北で世界史149人、現代社会125人、伊那弥生ヶ丘、赤穂の世界史でそれぞれ162人、73人の未履修があった。
伊那北では、平常の時間割を振り替えて授業の中で実施したり、平日の時間割を増加して実施。土日や長期休業の中で集中的に行うなどの方法を組み合わせながら、11日縲・月20日にそれぞれの補充を行うため、当初3月2日に行うはずだった卒業式を、3月21日に延期する。すでに補充が始まっている伊那弥生ヶ丘は、平日の時間割を増加したり、土日での集中授業を行うなどして対応。補充期間は3月20日までに完了する。同じく補充を開始した赤穂は、平日の時間割への振り替えと授業の増加、土日の集中授業で対応し、1月26日までに完了する。