丹精こめて大豊作、宮田小5年2組の大豆栽培
宮田村の宮田小学校5年2組は10日、村農業委員会などの協力を得て春から栽培に挑戦した大豆の収獲作業を行った。定期的に草刈りするなど、丹精こめて育てた甲斐あって予想以上の・ス大豊作・ス。育てる大変さを振り返りながら、天の恵みに感謝した。今後は味噌や豆腐づくりなど加工にもチャレンジする。
畑一面に広がる大豆。35人の児童は中腰になって、手作業で茎(くき)を1本、1本を土から引き抜いた。
大地に根を張っているため悪戦苦闘。慣れない姿勢に「腰が痛くなった」「手が疲れた」と少々弱音も。
しかし、元気な子どもたち。友人と励まし合いながら、競いあうように作業を続けた。
この日は、児童の家族も参加。祖父母の姿もあり「昔はよく大豆を収獲したものだが、こんな風に作業するのは40年ぶり。子どもと一緒にやれるのがまた楽しい」と話した。
農業委員の一部も加わる学校給食を育てる会が、手作り味噌を学校給食に提供したいと考えたことから始まった、5年2組の挑戦。
栽培し、様々な学習を深めていくうちに「豆腐や納豆もつくりたい」「販売したい」など夢は広がっている。
「栽培を通じて農業の大変さ、食べ物の大切さを肌で感じてもらえたはず。今後も楽しみ」と、農業委員会振興部会の田中一男部会長。
収獲した大豆は2週間、ハザにかけて乾燥。脱穀して次の段階を迎える。