あぐりスクールの子どもたちが自分たちで作った米を国際支援田米に贈呈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が、本年度から食農教育の一環として取り組んでいる「あぐりスクール」の子どもたちが11日、自分たちで育てた米の一部を食糧難に苦しむアフリカ・マリ共和国へ送るため、伊那市狐島の本所で贈呈式をした=写真。
年間を通じて農業体験を行うことで、食や農を身近に感じてもらうことを目的とするあぐりスクール。今年は小学2縲・年生の72人が、野菜や米をつくり、自分たちで作った農作物の対面販売や調理などに挑戦してきた。
米は伊那市東春近のほ場約3アールで育てたもの。収穫した165キロは、調理したり一人ひとり持ち帰るなどしたが、60キロほど残ったため、飢えに苦しむ人たちに役立ててもらおう竏窒ニ、JAグリーン長野などが企画している国際協力田事業の米と一緒に、マリ共和国へ送ってもらうことにした。
贈呈式はJA上伊那まつりの中で実施。伊那市の伊藤明穂さんと小椋凱斗くんは「ぼくたちの力で作ったお米を食糧難で苦しむ人たちのために役立ててください」とあいさつ。子どもたちからJA職員へと米が手渡された=写真。
JA上伊那まつりでは、恒例の農産物品評会やかかしコンクールなど、さまざまな催しが並び、訪れた人を楽しませていた。
まつりは12日もある。品評会の農産物引き渡しは午後3時縲恁゚後4時。