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県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(下)

初日の最長区間4区 柳澤瑞樹さん(27)

県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(下)

 初日の最長区間4区(若宮縲恟H和、16・4キロ)を走る、上伊那チームのニューフェイスだ。高校、大学時代は、出身地・上田市のチームで出場し、県縦断駅伝(県縦)は6回目となる。昨年までは、島根県で教員をしていたが、県縦に出るため帰郷し、上伊那農業高校で教べんをとっている。
 「県内出身の一般ランナーにとって、県縦で走ることは夢の舞台。久々の県縦なので楽しみです。今すぐにでも走りたい気持」
 上伊那チームの一員になるためには、選考大会(16キロ)で基準タイム内の記録を達成する必要があった。5千メートルを14分台で走る実力はあったが、選手に選ばれるため長距離に対応できる体力づくりに日夜、励んできた。
 「(上伊那は)周りに強い選手がいるので上を目指す楽しみもあった。ベテラン選手が未だに活躍している姿は励みにもなり、頑張る力になりました」
 初日の最長距離を任されることは、光栄なことだと言葉を噛み締める。「できる限り順位を落とさずに次ぎの選手へ、たすきを渡したい。自分の持っている力の中で好レースを」と、つなぎのレースを目指す。
 最後に走った7年前、大学3年生の時に出場した県縦の3区(現4区)で、チームの足を引っ張った思い出を振り返る。「あの時と比べて精神的、実力的にも強くなった。同じ区間で前回の雪辱を果したい」と意気込みは十分だ。
 伊那市御園

県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(下)

 前回大会は、最長距離(20・1キロ)のエース区間で区間優勝し、3年ぶり、33回目の総合優勝に貢献。上伊那の誰もが認めるエースだ。本年も県内の各大会で好成績を残し絶好調。上伊那チームの12連覇を知るベテランが2連覇を胸に誓う。
 3年前の大会直前に負った、左足疲労骨折のけがを経験してから、走ることへの姿勢は変った。それまでの自分を追い詰める練習から、休養を挟んで心に余裕を持って走るようになり、体調が安定するようになったという。
 55回記念大会では、最長距離の20区(福岡縲怦ノ那大島、17・0キロ)を走る。強敵が集まる激戦区間となるが、10月のハーフマラソンで県外の実業団選手と接戦を繰り広げ「自分の力を確認できた」と言葉から自信がうかがえる。
 10年間所属したNEC長野の陸上部が3月に廃部となり転職した。個人練習が主体となった現在は、支えてくれる家族や会社(平井星光堂)の人へ・スありがとう・スの気持を思って、競技へ打ち込めるようになったという。
 県縦断駅伝で上伊那が前人未到の連勝記録を達成できたのは、熱狂的な地元の声援があったからだと語る。昔から変らないファンの応援を忘れずに走ることを心掛ける。
 「今回、選ばれなかった選手たちの分も我々が頑張らなければ。感謝の気持ちを表わすためにも優勝して恩返ししたい」
 辰野町新町

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