絵本作家どいかやさん講演会 市立図書館で原画展も
伊那市立図書館は「文化の日」の3日、絵本作家どいかや(土井香弥)さん=写真=の講演会を開いた。市内などから子ども連れの親子など約70人が集まり、絵本作家になった経緯、絵本の作り方などの話に耳を傾けた。
どいさんは、東京都出身で東京造形大学デザイン科を卒業。動物や自然などを題材にした絵本作家として有名で、代表作「チリとチリリ」シリーズは、同図書館でも人気となっている。
デザイン関係の会社を退社し、絵本作家になったどいさんは「自分の思いを込め、見る人を楽しませる絵本を描いていきたい」と講話。「イラストレーターになろうとしたが1枚の絵だけでは表現しきれないと思い、絵本を描こうと始めた」と経緯を話した。
「チリとチリリ」シリーズができるまでを振り返り、チリは女性タレントの名前から名づけた竏窒ネどの裏話もあった。
図書館広域情報コーナーでは12日まで、どいかやさんの原画展「チリとチリリまちのおはなし」を開いている。