AG「ミヤマ」で天野惣平さんが個展
伊那市高遠町芝平の造形作家、天野惣平さん(53)の個展は9日、伊那市旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で始まった。銅版画を使った新作4点を出品。さまざまな角度から違った表情を見せる立体作品が来場者を魅了している。14日まで。入場無料。
メーン作品は、紙に刷った銅版画を張った、直径1センチ、長さ10センチの丸い木の棒を1500本使用。それらを縦2メートル、横40センチの紙の上に設置し、麻の繊維を細断して振り掛けている。重なり合った一本一本は互いを支え、均等を保っている。
同ギャラリーでは12回目の個展。テーマはいつも、ノーコンセプトで「頭の中のイメージをその場に具現化した。解釈付けずに自由に見て」と天野さん。来場者は「たばこの吸いがらみたい」などと、それぞれの感想を述べていた。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。期間中は天野さんが会場を訪れる。
メーンの立体作品