町防災会議
防災計画抜本的に見直し
飯島町は20日、第1回町防災会議を防災集会室で開いた=写真。県や町、警察、消防、公共機関、医療機関などの委員20人余が出席。飯島町地域防災計画の全面改定に向けた修正素案について説明を受けた。
町地域防災計画は97年に阪神、淡路大震災を受け、1部修正されたが、最近の大規模災害や県地域防災計画の修正に対応するように抜本的に見直すもの。記載を個別、具体的にし、国、県、町、防災関係機関、事業者、住民の役割分担を明確化し、今年7月の豪雨災害の教訓なども可能な限り盛り込む。
計画修正案は風水害対策編と震災対策編、その他災害対策編に分れ、風水害対策編の災害予防計画には▽災害発生直前対策▽広域相互応援計画▽緊急輸送計画▽避難収容活動計画▽孤立防止計画-など30項目を新規に加え、災害応急対策計画には▽広域相互応援活動▽ヘリコプターの運用計画▽孤立地域対策活動▽物価安定等に関する活動-など加えた。
また、震災対策編の予防計画には▽地震に強いまちづくり▽広域相互応援計画▽避難収容活動計画-などを盛り込み、災害応急対策計画に▽上下水道施設応急活動▽土砂災害等応急活動-などを加えた。
今後、委員や住民の意見を取りまとめ、県との事前協議を行ない、来年2月の防災会議で修正案を協議、決定し、3月町議会に報告、関係機関に公表。4月以降、出前講座などを活用し、町民に説明するとともに、地域防災計画に基く応急対策活動マニュアルを作成する。