07年度予算編成方針
「実施計画に掲載された事業のみを予算計上し
中川村は22日、役場で、係長以上の職員ら40人余が出席し、予算編成説明会を開き、村は「実施計画に掲載された事業のみを予算計上し、経常的経費は本年度当初予算の範囲内(ゼロシーリング)で、真に必要とする予算見積もりする」-など編成方針を示した=写真。
村の財政事情について、経常収支比率78・5%と前年度比5・0ポイント下がったが、起債制限比率13・7%(同+0・9ポイント)と6年連続上昇し、実質公債比率は17・7%、07年度は18%を超える見込み。
また、07年度から新型交付税が創設されるが、村への影響は大きく、現行と比べ、大幅な減額が予想される。公債費は05年度で7億9千万円で歳出の21%を占め、除々に減少していくが、歳出全体を圧迫し、厳しい財政運営となっている-と説明。
基本的事項は▽実施計画に掲載された事業のみ実施▽年間所要額を見積もり、年間予算として編成▽施策を重点的、効率的に計上▽有効かつ適切な財源確保に努める▽行財政改革の推進▽村債の発行は過疎債を最優先とする▽経常的経費は本年度当初予算の範囲内で、真に必要な予算見積もりとする-などとした。