大木に成長したユズと雨平あやさん
北限
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そのうち1面へ、北限の柚子(ユズ)たわわに
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中川村桑原の雨平正国さん宅のユズ=ミカン科=が黄色に色づき、収穫の時期を迎えた。
自宅の南側、北風が当らない土手に植えられたユズ(ミカン科)は、樹高5メートル余、樹齢50年余、幹の太さは直径約30センチ。表面に凹凸のあるピンポン玉大から直径7センチほどの実が5百個以上なっている。
正国さんのお母さん、あやさんが1953年に、飯田市上郷の親せきから長さ30センチほどの実生苗をもらい、大切に育てた。植えてから8年目頃から、春、可れんな白い花が咲き、実が2、3個なり始めたという。
ユズは砂糖漬けやナマス、ユズみそ、冬至にはユズ湯を楽しむとか。
雨平あやさんは「桑原は標高は700メートルと高く、ユズは育たないと思っていたが、割合、暖かくどんどん大きくなった」と話していた。