新光機器賃貸契約の調印
カサイ製作所の土地・建物
生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)は、移転により空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の土地・建物を借り受けて「長野県駒ケ根工場」として操業することを決め23日、中原正純市長らの立会いにより駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行った。
蕗澤社長は「全国に広がる顧客の要望に応えるため駒ケ根での生産を決めた。期待に沿えるようしっかりやっていきたい」とあいさつした。カサイ製作所の葛西泉社長は「今後は仕事、プライベート共にお付き合いを願いたい」と述べた。
新光機器は1974年創立。資本金8千万円。本社のほか開発センター、工場、営業所などを持ち、グループ全体の従業員数は約200人。05年度の売上は41億円を見込む。溶接用電極の生産では国内シェア35%と日本随一を自負する。
駒ケ根工場では約10人の従業員を現地採用し、溶接用電極のキャップ(先端)チップを月間40万個生産する計画。操業開始は今年12月の見込み。