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135/(月)

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村井知事が高性能林業機械を使った間伐作業を視察

飯島町の寺平町有林で
、他に類を見ない「信州型搬出法」を見学

 村井知事は30日、県林務部(加藤英郎部長)の案内で、飯島町寺平の寺平町有林に訪れ、高性能林業機械を使った間伐、搬出作業を視察した。
 現地では高坂町長や町議、上伊那森林組合(井沢通治組合長)など関係者約20人が出迎えた。
 一行はまず、2残1伐の列状間伐された34年生のヒノキ林を観察。作業道を歩いて、上伊那森林組合が作業する間伐材の搬出場所に移動。高性能林業機械(スイングヤーダ、タワーヤーダ)とジグザク滑車を組み合わせた、信州型搬出作業(多列ハイリード式)を熱心に見学した。
 加藤部長は「傾斜地に適した効率的な方法で、全国的に他に類を見ない信州オリジナル。この方法はコスト削減や労働の安全性の向上、残存木を痛めないなどの利点がある」と説明した。
 また、林内でも動く車両「プロセッサ」を使った搬出作業も視察した。
 村井知事は「林業は機械化が遅れている分野という認識があったが、実際に見て、作業道は整備され、想像以上に機械化されており、心強い。森林県である長野県は、林業振興に真剣に取り組まなければ」と感想を述べていた。

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