南箕輪村が「松くい虫対策募金」実施へ
森林セラピー協議会が提案
南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守るため、村森林セラピー協議会(大熊恵二会長)は30日、村が方針を示している薬剤樹幹注入の処理費用にあてる「松くい虫対策募金」の実施を唐木一直村長に提案した。唐木村長は、「提案を受け止め配慮させていただく」と答えた。村は、来年1月の村報などで広報し役場などに募金箱を設置する予定。
大芝高原の松くい虫予防対策で村は、本年度から4年間かけ年間1千万円の村単独予算で500本から600本を目安に薬剤の樹幹注入をする方針。12月議会に本年度分として約1200万円の対策費の計上を予定する。
セラピー協議会は29日の会議で、アカマツを守るための募金、寄付の実施を村に提案することを決定。大熊会長が提案を申し入れた。
唐木村長は、「12月に補正予算を計上するが、大変なお金がかかるので心配もしている。大芝は村民の貴重な財産。村民皆で守っていただければ本当にありがたい」と話した。