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上伊那集落営農数県下1位

水稲を通じた集落営農進む

 関東農政局による県内での集落営農数調査(6月27日発表)の結果、全体に占める上伊那の集落営農数は37・9%と、県内で最も多いことが分かった。
 集落単位で農業生産を担う集落営農は、高齢化や後継者不足の対応策として、全国規模で進められている。
 今回対象としたのは、合意のもと共同で、農業生産に取り組む集落で、機械所有の共有のみや栽培協定・用排水管理の合意のみのものは含まない。
 県全体の数は182で、2000年に比べ9件増加。上伊那は69件だった。以下、松本地域38件、下伊那31件と続く。
 集落営農は、各市町村や農協などを中心に、積極的に進められていることが増加の背景にあると考えられる。
 上伊那は、水稲栽培が盛んなことも関係して、カントリーエレベーターなど、大規模設備を早い段階から取り入れ、機械設備の共同利用が進んだ結果、他地域に比べ、集落営農が進んだと見ている。

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