07年予算編成方針
予算を重点配分し、選択投資型のメリハリの効いた予算」-
飯島町は5日役場で、係長、専門官以上の職員ら35人が出席し、予算編成会議を開き、高坂町長は「締めるところは締め、行財政改革を推進する一方で、若者住宅や新規企業導入など、予算を重点配分し、選択投資型のメリハリの効いた予算」-など編成方針を示した=写真。
基本方針に▽住民との協働のまちづくりを実践していく予算▽子育て支援、若者定住の促進▽新しい基盤整備や新規企業導入を含む地域振興▽安心、安全のまちづくり▽継続事業の確実な推進-を掲げた。
また、留意点として▽会計管理者の設置、こども室(仮称)の新設に配慮▽人件費総額を前年度より削減▽物件費の削減▽委員会等の定数の見なおし▽町単独の金品の支給は原則しない-などを挙げた。
高坂町長は「町の経常収支比率は85%で起債制限比率は11・5%で、前年度よりも0・7ポイント悪化した。新型交付税も飯島町にとってはマイナス要素になる」と町の財政見通しについて述べ「ふるさとづくり計画や集中改革プランに基き、行財政改革を進めるのみでなく、協働のまちづくりや人口増活性化対策など投資的事業に重点配分した予算編成を」と呼び掛けた。
また、県職員の贈収賄報道にも触れ「飲酒運転や官製談合など公務員の綱紀が問題になっている。飯島町職員から社会的問題を絶対に起さないように」と気を引き締めた。