西箕輪公民館の紅葉教室特別講演会
郷土誌「西箕輪誌」編さんの様子聞く
伊那市の西箕輪公民館(城取茂美館長)主催の生涯学習講座「紅葉教室」の特別講演会が22日、館内であった。教室生約20人が参加。郷土誌「西箕輪誌」の編集委員長・西村幸男さん(83)を招き、同誌製作の苦労話などに耳を傾けた。
「西箕輪誌」は、地元の自然、教育、文化財などの歴史を記す。。現在、全18章のうち、15章までの編集を終えている。
西箕輪の本格的な郷土誌作成は、1902年以来のことで、「もっと歴史事項を増やし、小学4年生でも分かりやすいものを」との地域の願いで、98年に地元の歴史に詳しい人たちで編集委員会を発足した。
住民の話を聞き歩いたり、古文書を調べたりして、「土地の人の話をくみ上げた本」を目指し、記事を収集する。編集についても、地区内の8区の話題が片寄らないよう心掛けたという。
年内の出版を目標にする西村さんは「西箕輪にこんな歴史があったんだと知ってもらい、子供たちに読み聞かせて語り継いでほしい」と呼びかけた。