宮田中生徒が総合学習の成果発表
宮田村の宮田中学校は8日、1年間の総合学習の成果を全校や地域に向けて発表する「表現し伝えるプラムデー」を村民会館ホールで開いた。地域などに目を向けて調査、体験してきた生徒たち。地元の人との交流で芽生えた・ス郷土愛・ス、仲間との協力で再認識した友情の大切さなど、机上の勉強では得られない貴重な体験をステージ上で報告した。
今年度同校の総合学習(プラムタイム)は、各学級でテーマを決め実施。地域との交流、人との関わりに主眼を置いた取り組みが大半で、その成果をまとめてこの日に臨んだ。
ふれあいをテーマにした2年3組の「ものづくり班」は、生徒自ら出演するオリジナルの学園ドラマを製作し上映。
撮影時に意見の衝突もあった力作で、その苦労が映像を通じて友人を想う気持ち、団結する大切さとなって現れた。
「宮田村を売りだそう」をテーマに取り組んだ2年2組は、地元の特産品を使って新しい料理開発に挑戦。
交流した生産者の苦労、こだわりを報告し、実際に料理にすることで感じた郷土の豊かさ、地元への愛着を言葉にして発表した。
将来について考えた3年1組。各市町村役場をまわって市町村合併について調べた班の女子生徒は「将来は分からないが、合併せずに村を発展していってほしい」と締めくくった。
会場には多くの村民や保護者が足を運び、発表する生徒たちの姿に目を細めた。