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伊那消防署 化学防護服導入

伊那消防署 化学防護服導入

 伊那消防署は、化学薬剤や毒物・劇物などがかかわる事故に対応するため、化学防護服2着を購入した。取り扱いを学ぶため15日の導入以後、署員全員が順次、装着訓練を実施して有事に備えている。
 伊那市などの4市町村でつくる伊那消防組合内で箕輪町に続き2番目の導入となった。防護服は、耐炎性のあるゴム素材などの4層構造で、重さは約8キロ、価格は2着で約147万円。
 着用する時は、空気ボンベ、空気呼吸器(計約10キロ)を装着し、その上から着る。2人の補助員が手伝って装着し、遅くても約5分を要する。
 活動隊員の生命の安全のため、空気感染を防ぐ構造。自分の吐き出す息で防護服内は、常に空気が充満している状態を保ち、余分な空気だけが排出できる仕組みになっている。
 装着訓練を終えた署員は「鋭利なものに引っ掻け、破れる危険性がある。空気ボンベから送られる空気も限りがあるので、活動時は慎重に、迅速な行動を心掛けたい」と話していた。
装着の手順を確認し合う署員ら(伊那消防署)

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