伊那小5年剛組 通り町商店街に草木染めのれん
伊那市の通り町商店街の活性化に向けて活動する、伊那小学校5年剛組(大沼聡教諭、31人)は、同商店街に草木染めした手作りのれんを飾った。黄色や紫色の優しい色合いに染まったのれんを見て、買い物客らも和んでいる。飾り付けは12月中旬まで。
通り町一丁目を中心とした約100メートル間に26枚を飾った。家庭科の授業で作った幅80センチ、長さ90センチののれんを、マリーゴールドの花やタマネギの皮などで草木染め。自分たちで染め方を調べ、地元の呉服店の協力で作業を進めた。
剛組は、4年生の時から総合学習でさまざまな取り組みを始めた。これまでに、花のプランターや手作り木製ベンチなどを設置したり、地域住民にアンケート調査をしたりして活性化を目指してきた。
商店街の店主らは「剛組の取り組みに感謝している。お客さんも興味を持って見てくれている。子どもたちの思いがうれしい」と話している。