宮田村の保険給付費19%増
04年度の宮田村の国民健康保険特別会計決算がまとまった。保険給付費は対前年度比19%増加。医療費の増加傾向に歯止めはかからず、村財政への負担も年々重くなっている。村は本年度に大幅な保険税率引き上げを行ったが「今後も先送りせず、年度ごとに検討したい」としている。
22日開いた村の国保運営審議会で決算状況を説明。医療費の増大を防ぐため、保健予防事業を充実させることなどを話し合った。
高齢化や不況などにより被保険者が増え、村の医療費支出は年々増加の一途をたどっている。
基金も04年度に2900万円取り崩して5500万円余り。税率を本年度、一般医療分で20%、介護保険分で40%も引き上げたが、厳しい運営に変わりはない。
村は本年度まで3年間保険税率を据え置いていたが、今後は毎年の状況を考慮しながら、税率の検討を審議会に提案していく考え。