大芝高原みんなの森
アカマツから広葉樹へ樹種転換の意向
南箕輪村大芝高原の森を後世に残すため、唐木一直村長は13日の村議会12月定例会一般質問で、「みんなの森は広葉樹への転換を図っていく」との考えを示した。
中山朋美議員が、松くい虫被害が隣の伊那市まで北上していることから、大芝高原の松くい虫対策とアカマツからの樹種転換について質問した。
村は松くい虫対策で、大芝高原全体のアカマツの約2割に薬剤樹幹注入を計画しているが、村長は「みんなの森」について、樹種転換の意向を示し、「転換の時期、方法は、専門家や多くの皆さんの意見を幅広く聞く」と答えた。
薬剤樹幹注入の処理費用にあてる「松くい虫対策募金」について有賀彰司議員が質問。募金は村森林セラピー協議会が村長に提案し村が実施する方向で検討していたが、村長は「募金を村で実施するのは問題があり難しい。森林セラピー協議会主体でやっていただくようお願いするつもり」と述べた。