上伊那農業高校の生徒が社会人講師を招いてそば打ち体験
上伊那農業高校で14日、地元専門家を招いたそば打ち体験授業があった。生産環境科の3年生約40人が参加。伊那市内で直売所を経営しながら伊那市そば打ち名人の会の会長も務めている小林史麿さん迎え、そばや直売所について学んだり、そば打ち体験した。
取り組みは、県の「創意ある学校経営支援事業」の一環として実施しているもので、授業の中では学べない実際の現場などを地元の専門家から学ぶことを目的としている。
3年生が小林さんの授業を受けるのは2年目。最初に産直市場の役割やそばの歴史、そばを使った地域お越しの事例などを学んだ後、そば打ちを体験。
班ごとに別れて、自分たちで栽培したそばから作ったそば粉約4キロを使用した。
2ミリ幅でそばを切り分ける最後の工程に苦戦する生徒も多く、小林さんは鮮やかな手つきでそば切りを披露すると「すごい」関心していた=写真。
授業に参加した山口翔さん(18)は「伊那はそばが盛んな地域だけど、知らなかったこともあり、知ることができて良かった」と話していた。