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著名なソムリエが宮田村の山ぶどうワインの将来性を高く評価

著名なソムリエが宮田村の山ぶどうワインの将来性を高く評価

 長野市在住で日本ソムリエ協会常務理事の高野豊さんが23日、宮田村民会館で講演し、同村内で生産する「山ぶどうワイン」を高く評価。気候風土や醸造施設など抜群の環境があると話し「世界の宮田村になってほしい。今後の手順を間違わなければ55%はいける」と太鼓判を押した。
 特産品の山ぶどうワインを文化として定着させようと、村や栽培農家らでつくる「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」が開いた。
 一般住民や周辺の飲食店、観光施設関係者など約70人が参加。高野さんは「宮田村の山ぶどうワインは世界に通用するか」をテーマに講演し、世界や国内のワインと比較しながら話した。
 フランスは、ブランドを育てあげる巧妙なイメージづくりで世界のワイン市場を支配したと説明。
 宮田村の山ぶどうワインも県の原産地呼称管理制度の認定を受けて注目されつつあるが、「今後は品種改良や耕地整備と同じくらいイメージづくりにお金をかけるべき」と指摘した。
 フランスの有名ワイン「シャブリ」は小さな田舎町の名前であることも説明。「ワインをつくることは、村をつくり、世間に知らせていくことでもある」と、多くの理解と協力が必要とも話した。

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