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感染性胃腸炎患者、上伊那で急激に拡大

例年の倍、県内他地域と比べて突出

 ノロウイルスが原因の一つでもあり、下痢や嘔吐(おうと)などを起こす「感染性胃腸炎」の上伊那地方の患者数が、県内他地域と比較しても突出して急激に増えている。宮田村健康づくり推進協議会で、伊那保健所が報告。村内診療所の医師も「例年の同じ時期に比べて約2倍の毎日20縲・0人の患者が来院している」と話した。
 伊那保健所は管内5カ所の病院で定点調査しているが、12月4日から10日の1週間で1病院あたり43人の患者報告数があった。
 前週(11月27日縲・2月3日)前々週(11月20日縲・6日)も20人台と多かったが、急激に患者が拡大していることが分かる。
 県平均は1地点あたり25人程度で、上伊那が突出した形。伊那保健所も「過去と比べても各段に多く、うなぎのぼりで増えている」と協議会で説明した。
 村内外から患者が訪れる村内の診療所の医師も「きょうも朝から10数人の患者が来て、点滴した。同じ家族が入れ替わりで通院するケースも多い」と話した。
 管内で集団感染の報告はないが、保健所などは、手洗いの励行や嘔吐物の正しい処理など、感染予防の徹底を呼びかけている。

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