伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
2411/(日)

ニュース

漆戸醸造で東京農大の学生が日本酒の仕込みを実習

漆戸醸造で東京農大の学生が日本酒の仕込みを実習

 日本酒の仕込みが始まっている伊那市の漆戸醸造(漆戸正彦社長)で22日まで、東京農業大学の学生が仕込み作業を学んでいる。
 実習に訪れているのは応用生命科学部醸造学科の3年生2人。醸造現場の実情を学ぶことを目的とした実習で、学生らは全国各地の醸造所で2週間を過ごしながら、仕込み作業を手伝う。漆戸醸造が学生を受け入れるのは5年目。
 学生らは、杉玉づくりから始め、蒸し米、麹(こうじ)、水を混ぜる櫂(かい)入れなど、仕込み作業全般を体験。実習生の田中慎之介さん(23)は「大学でも小さい規模で作ったことがあるが、実際は力仕事がほとんどで大変。教科書に書いてあることを実体験を通して学べて良かった」と語った。
 漆戸社長は「今は醸造を学んだからといって醸造の仕事に就く人は少ない。こういう仕事もあるんだと学んでもらえれば」と話していた。
 漆戸醸造では3月までに200石(約2万本)の日本酒を仕込むという。

前のページに戻る 一覧に戻る