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宮田駅前周辺整備に研究会発足

 宮田村のJR宮田駅前の整備活性化に向けて19日夜、「中心市街地研究会」が発足した。地権者、借地借家の代表者5人で構成し、事務局は村産業建設課が担う。当面は権利関係など諸課題を精査。人が集える駅前も目指して事例研究も進め、長年の懸案になっている空洞化早期解決の糸口を探る。
 村は昨年末から5月にかけて、駅前周辺の関係住民を対象に懇談会を実施。出席者は総意で、整備活性化に向けた具体的検討を進めるための研究会発足を承認していた。
 初回のこの日は、代表世話人に宮下進八郎さんを選任。検討の進め方について議論した。
 当面は駅に近い1万平方メートルについて調査。対象区域は10人の地権者となるが、借家など権利関係も入ってくることから、現状の把握に力を入れる。
 同規模の駅前開発や市街地活性化など先進事例の研究も進め、地域の特性にあった手法を模索する。
 話し合いでは、住民本位の形で事業を進めるのが前提とする声も。「きれいになっても、人が歩かないような街ではさみしい」との意見もあった。
 今後は月に1回程度開くが、実行に移せる部分は早期に取り組む考え。必要に応じて専門家や多くの人の意見も参考にしていく。

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