源泉4号井県の検査へ
駒ケ根市の中原正純市長は21日開いた市議会全員協議会で、駒ケ根高原温泉開発(社長・中原正純駒ケ根市長)が揚湯試験中の駒ケ根高原温泉4号源泉の状況について「現在の試験で毎分100リットルを揚湯中。業者は毎分120リットル出るだろうと判断している。水温については34・8度から36度程度。地下1400メートル以下からの揚湯が多いため、高い温度が期待できる」とした上で「安堵し、うれしく思っている。湯量確保ができれば開発は大成功だったといえるのではないか」などと報告した。
26日には保健所立会いのもと、現地で湯量、水温などの検査が行われる。
4号源泉は調査と工事を請け負う地熱(東京都、浜田眞之社長)が06年4月縲・月にかけて電磁波を利用した地下温泉源探査で温泉湧出の可能性がある場所を特定。7月から造成にかかり、高さ約35メートルのロータリー掘削機を組み立るなどして9月に掘削工事を始めた。