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宮田村で心の健康を考えるつどい

宮田村で心の健康を考えるつどい

 精神障害の理解を深めようと、宮田村心の健康を考えるつどいが24日、村老人福祉センターで開かれた。村内外の当事者や家族、支援者のほか一般住民約90人が参加。3つの当事者グループが活動報告し、気持ちが共有できる仲間の存在の大きさを伝えた。
 村住民福祉課の主催。心の悩みを持つ人たちが集まる村内のグループ「さくら」は、仲間とのふれあいをスライドを使い報告した。
 リニアモーターカーの試乗やバーベキューなど、みんなで楽しんだ思い出を日記風に一人ひとり発表。ある男性は「22年ぶりに花見に行った。また機会があったら行きたい」と話した。
 女性メンバーは「心の調子を崩してどうして良いか分からなかった時、仲間の存在が大きな支えになった」とまとめた。
 村福祉作業所と駒ケ根市の作業所「たんぽぽの家」は、利用者が手作りしている製品を紹介。
 「まず私たちの活動を知ってほしい。ぜひ気軽に立ち寄って」と呼びかけもあった。
 精神科医で南信病院長の近藤廉治さんも講演し、当事者と地域がひとつになって心の問題を見つめ直した。

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