地域交流センター等建設事業基本構想を中間報告
箕輪町は21日の町議会全員協議会で、都市再生整備まちづくり交付金事業「地域交流センター等建設事業」基本構想の中間報告をした。既存の町文化センターを中心とした地域交流施設の整備で、交流広場、地域交流センター、箕輪消防署の建設・整備計画を説明した。
町は、地域交流センターと交流広場の整備で子どもからお年寄りまでが集う地域内交流の拠点にし、箕輪消防署の整備で「災害に強いまちづくり」「消防・救急・救助体制の強化」につなげる目的。
交流広場、地域交流センター、消防署は町文化センター南側に建設、整備する。
交流広場と地域交流センターは1階で一体的に整備し、文化センターと吹き抜けの渡り廊下で接続する。主な施設は交流センター、多目的交流ホール、研修室、会議室、トイレ、倉庫。箕輪消防署は2階スペースで町道6号線へ直接出入りする。主な施設は事務室、車庫、初の個室化の仮眠室、会議室、食堂、倉庫、訓練棟など。災害に対応できる体力錬成、訓練ができる訓練棟は建物西側に高さ20メートルと、防災倉庫上に高さ7メートルの2棟。7、8項目の訓練ができる。
町道6号線は現在のままで、歩道を幅3・5メートルに拡幅して見通しをよくする。
敷地面積約4664平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造2階建(一部鉄骨造)。建築面積約1100平方メートル。延床面積は1階交流センター約600平方メートル、2階消防署約1100平方メートル。交流広場は約3千平方メートル。工事費の予算総額は6億9700万円(税込み)。
事業日程は、07年3月までに設計、4月から埋蔵文化財調査、6月ころに地域交流センターと消防署の建設工事着工、08年3月完成を目指す。消防署の移転後、現消防署を解体し交流広場を整備。08年10月完成予定。