殿島橋の仮歩道 25日から供用開始
区や学校関係者らが現地確認
7月の豪雨災害で、天竜川にかかる伊那市の殿島橋(歩行者専用)落下に伴う仮歩道のがほぼ終了し、25日、供用開始となる。22日は区関係者、小中学校PTA、県・市職員ら約40人が集まり、現地確認した。
小中学校の子どもたちは3学期から、仮歩道を使って登下校する。
整備区間は、春近大橋と周辺道路の延長700メートル。歩道幅員は1・3縲・・5メートル。春近大橋は片側(南側)1・5メートルで、車道より20センチ高くし、段差をつけた。天竜川西側の犬田切川、戸沢川にそれぞれ延長16縲・7メートルの仮橋を架け、国道153号と県道南箕輪・沢渡線が交わる沢渡信号機には歩行者専用信号機を取り付ける。凍結対策として、日陰や急こう配な個所は凍結抑制舗装とした。防犯灯は来年1月中旬ごろまでに、犬田切橋付近など3カ所へ設置する。事業費は3千万円余。
地元関係者は整備区間を歩いたあと、西春近支所で整備内容、大雨・大雪時の交通規制、除雪体制など説明を受けた。
参加者から子どもの安全確保、除雪の対応などに要望や質問が出され、伊那建設事務所は対応できるところは改善するとした。
仮歩道は東春近小学校(対象12人)が来年1月10日の下校から、春富中学校(228人)が1月11日登校から使う。
殿島橋の新橋は08年度中の完成を見込んでいる。