教育フォーラム講演会
伊藤武廣信大教授講演
箕輪町女性団体連絡協議会主催の教育フォーラム講演会は10日、町文化センターであった。「みんなで育てよう 未来の宝 子ども達を」と題した信州大学教育学部伊藤武廣教授の講演に町民らが熱心に聞き入った。<br> 女団連は、町発足50周年の今年、皆が共に学び希望あふれるまちづくりをしよう-と、講演会を計画した。<br> 伊藤教授は、今の子どもと40年前の子どもを比較すると今の子どもは脳の発達が4、5年遅れていること、普通の子が突然おかしな行動をとる原因に前頭葉発達の不健全があるとする意見などを紹介した。<br> 社会全体に進んでいる孤立化現象が前頭葉や全ての年齢層によくない-と指摘。「いろいろな人に会って刺激し合い、批判しあっていいアイデアが出る。刺激がないと人間の頭は働かない」とし、脳の発達の不健全の原因に子どもが遊ばなくなったことを挙げた。<br> 解決すべきこととして、▽子どもをどうやって遊ばせるか▽高齢者をいかに孤立させないか-という2点を示し、「我々大人が本当に心して行動し模範を示さないと、子どもは目指すものがなくなる」とも話した。<br>