正月みやだ飾りが好評
村商工会が希望者に低価格で販売
竹に3カ所の切れ目を入れるなど、珍しい形の正月飾りが近年、宮田村に定着してきている。村商工会が独自の文化にと1995年から、会員をはじめ希望者に頒布している。今年も年始を控えて97セットもの予約注文があった。
25、26日には配布作業があり、シルバー人材センター宮田事業所の協力で、注文家庭や店舗、工場などに届けた。
95年当時、商工会員が見覚えのある一風変わった正月飾りにヒントを得て考案。「正月みやだ飾り」として2千円程度の低価格でセット販売を始めた。
竹の本数は3本ではなく2本で、上部をとがらさないのが特徴。一方で切れ目を入れることで、松や扇、南天などを豪華に飾るように工夫している。
シルバー人材センターによる宅配も師走の風物詩となっており、作業に汗を流した会員は「今年も終わるんだねぇ」と感慨深げだった。