南箕輪村地域筋トレ教室開講
南箕輪村の地域筋トレ教室が25日、塩ノ井公民館で始まった。参加者は転倒予防や介護予防のため、筋力トレーニングの簡単な理論を学び、実際のトレーニングに挑戦した。
村内在住の65歳以上を対象にした初の教室。筋力トレーニングを身近な地域で普及し、筋力強化により充実した生活が送れるようになることを目指す。全4回で、宿題として家庭でも筋力トレーニングに取り組む。
塩ノ井地区を中心に田畑、神子柴地区から60-80歳代の9人が参加し、村の理学療法士、山崎一さんの指導を受けた。
基礎代謝の上昇や身体能力の向上など、筋力トレーニングで期待される効果や、実践の注意点などを学習。ひざの関節痛予防にももの筋肉をつける、腰が曲がらないように背筋をつける-など鍛える部位があり、年齢や健康状態など参加者の症状に応じて、いすに座って足を持ち上げる、ひざの下にクッションを入れつぶすように力を入れるなどの方法を練習した。
植田さち子さん=田畑=は、「冬の間はジョギングをしていたが春から運動不足なので体をほぐそうと参加した。家でも頑張ってやれば筋力がつくかなと期待している」と話した。
11月ころに南原地区、来年2月ころに保健センターで、同様の教室を開く予定。