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長谷成人式

長谷成人式

 伊那市長谷地区の07年成人式は1日、長谷公民館であり、思い出話に花を咲かせながら喜びを分かちあった=写真。
 長谷地区では例年、多くの人が出席できる正月に成人式を実施。今年は、対象者23人のうち20人が式に参加した。
 長谷公民館の伊藤智良館長は「長谷の地に生まれ育ったことを誇りとし、夢を胸に歩んでいってほしい」とあいさつ。
 新成人を代表して城口権二さんが「私たちはこれからさまざまな困難と喜びが隣り合わせの人生を歩んでいく。一人ひとりがそれぞれの道を選び、歩んでゆくので、これからも指導をお願いします」と新しい出発への思いを述べた。
 その後、成人者らの中学校時代の担任・中村昭彦教諭が講演。「カブトムシを取ってきたり石を投げて池のコイの様子をうかがったりとやんちゃな子どもたちだったが、地域のみなさんも子どもたちの活動を見守ってくれ、温かさを感じた」と当時の思い出話を交えながら、はなむけの言葉を贈った。

長谷新成人アンケート

長谷成人式

質問事項(1)成人になって思うこと、やりたいこと(2)過疎化について(帰省するかしないか)(3)南アルプス世界遺産について(4)風力発電計画について
 ◆(1)お酒を飲みたい(2)悲しい。自然がいっぱいある土地。残していきたい(3)大賛成。自然はつくれないので(4)火力発電などに比べて自然にも良いと思う(実行委員・非持上組・会社員)
 ◆(1)飲んだことがないのでお酒を飲みたい(2)この地を残していきたい。大学を卒業した人にも地元へ戻って来てほしい(3)素晴らしいと思う(4)自然エネルギーを利用している。ほかのエネルギーよりも良いと思う(実行委員・非持原組・会社員)
 ◆(1)選挙に行きたい(2)悲しいが、一回都会に出てしまうと戻って来ることも考えづらい(3)なったらすごい(4)良いこと。これからの電力発電には原子力などではなく、自然エネルギーを活用したものが重要だと思う(池上加代子さん・茨城県・大学生)
 ◆(1)ほかの友だちと一緒に遠くまで旅行に行ってみたい(2)私たちの時はもっと人が多かったから良かったが、今はみな外へ出て行ってしまうので悲しい。小学生も減っていて、どうなってしまうか心配(3)とても素敵なこと。私たちもここに住んでいるのでなったら嬉しい(4)いろんな意見があるが、あのままの山を残してもらえれば良い。さまざまな意見があることは良いことだと思う(小松千穂さん・黒河内黒川・会社員)
 ◆(1)夢を叶えたい(2)就職は決まったが、勤務地が県内に決まるかは分からない状態。過疎化が進むのは悲しいが、自分も外へ出てしまうのでしょうがないのかもしれない(3)みんなに知ってもらえるチャンスなので良いこと(4)自然はこんなにある。自然を活かして発電できるということを考えても、良いのではないか(高坂恵理さん・千葉県・専門学校生)
 ◆(1)成人する前と変わらないから特にない(2)就職口があるなら、地元が大好きなので地元に戻って就職したい。人も増えれば良いと思う(3)良いと思う。自然豊かな場所なので(4)ガソリンなどよりは良いエネルギー。良いのではないか(中山恵利子さん・千葉県・大学生)
 ◆(1)とりあえず大学を卒業したい(2)まだ分からないが、地元が好きだから30歳位になったら戻ってきたい。自分は地元に戻ってきてどうにか過疎化を食い止めたい(3)スポットが当たることで地域活性化につながるから良いと思う。しかし、注目されることでゴミが増えるのは問題(4)風力発電をつくることで自然が破壊されるという側面もあるが、火力や原子力発電ではない方法でエネルギーをまかなえるということもあるので、一概に悪いとは言えない(城口権二さん・大学生)

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