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はら美術で折井宏光さんの日本画展

はら美術で折井宏光さんの日本画展

 数少ない歴史画の継承者として活躍する日本画家・折井宏光さん(68)=諏訪市=による新春企画「歴史画を描く折井宏光日本画展」が9日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。武田信玄や木曽義仲、源義経などを描いた約30点が、訪れた人の目を楽しませている。
 日本美術院の春秋の院展で数々の作品を入選させ、89年からは特待として歴史画を描き続けている折井さん。40年前に高校の美術教諭として勤務していた上伊那への思い入れは強く、当時からの友人の中には著名な地元作家もいる。企画展も友人らの後押しがあって実現した。
 今回は展覧会に入選した大作も展示。04年の前田青邨記念賞展で入選した「木曽義仲」は、義仲が後白河法王の法住寺殿に攻め入った一場面をとらえた。どの作品も時代考証を正確にとらえており、当時の臨場感を今に伝える。
 折井さんは「歴史画には一つのロマンがある。今回はそれを説明する色紙も展示しているので、これらを手がかりにしながら『こういう場面を描いたんだ』と感じてほしい」と話していた。
 入場無料。午前11時縲恁゚後6時。
 また7日には、折井さんによるギャラリートークもある。午後1時から。入場無料。

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