東春近小で慶祝音楽鑑賞
伊那市の東春近小学校で9日、3学期の始業式に合わせ、慶祝音楽鑑賞があった。伊那三曲協会メンバー13人が箏(こと)・尺八で4曲を演奏、児童たちは気持ちを新たにスタートを切った。
音楽鑑賞は、新年の出発に当たり、日本古来の音楽に触れる機会を持とうと始まった。18回目を数え、例年、伊那三曲協会に依頼している。
昨年2月、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルが開通したことから、曲目に「伊那の春」「木曽路の旅」を選んだ。
体育館に集まった児童たちは、しっとりとした音色に耳を傾け「富士山」を一緒に歌った。
三曲協会は、上伊那の小中高校の要望に応じて箏を指導し、日本音楽の普及に努めている。同校は2月、6年生を対象にした邦楽教室を開く予定。
10日には箕輪西小へ出向き、初めて演奏する。