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天竜川堤防結果の報告書案 「将来見据えた内容に」

 第3回天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会(北澤秋司座長)は13日、箕輪町の伊那プリンスホテルなどで開いた。これまで協議してきた、同町松島の天竜川の堤防決壊の被災原因、復旧工法などをまとめた報告書案について意見を交わした。
 国土交通省天竜川上流河川事務所の呼び掛けで集まった委員は、大学教授など治水関係者7人で構成。8月中に2回の委員会を開き、堤防決壊の原因を「増水で河床が下がり、堤防基礎部分の下から洗掘した」と発表し、本復旧工事に向けて、河床へコンクリートブロックを敷く竏窒ネどの工法を提案した。
 これらの堤防決壊のことを中心に記載した報告書案には、天竜川上流域の災害対策のあり方として、水防拠点の整備やIT整備計画案も盛り込んだ。堤防決壊場所の緊急復旧跡地を根固めブロックなどの資材置き場にする予定。
 この日は、委員のほか事務所関係者ら約30人が本復旧工事(11月14縲恬・N3月29日)が進む堤防跡を視察し、基礎部分の洗掘の状態などを確認。現地視察の情報も書き加え、事務所は、報告書を本年度中にはあらかたの形に整えたいとしている。
 信州大学名誉教授の北澤座長は「これから先の天竜川の将来像も見据えた内容の報告書にしていきたい」と話した。
箕輪町松島の本復旧工事現場を視察する委員ら

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