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南箕輪中生 落穂拾い米をマリ共和国へ

 飢餓に苦しむ人たちのために役立てよう竏窒ニ、南箕輪村の南箕輪中学校(堀田実校長、430人)は15日、自分たちで落ち穂を拾って集めた米をアフリカのマリ共和国に送るため、仲介に立つJA上伊那へ受け渡した。
 10月末にあった落ち穂拾いで集めた米と、地域住民からの寄付とを合わせた249キロを送る。1958(昭和33)年から始まった落ち穂拾いは、備品の購入費用にすることなどを目的に実施していたが、生徒の発案で94年から飢餓に苦しむ国へ送ることになった。
 JA上伊那では、ボランティア団体を通じて98年から地域の農家などから集めた支援米をアジアやアフリカへ送っている。本年は管内から660キロの米が集まったという。
 地区生徒会長の水谷正広君(14)は「生徒としてできることをしたつもり。送った米がお腹を空かせた子どもたちや貧しい人々の生活を支えるものになってくれれば」と話した。
JAの職員に発送する米を受け渡す生徒たち

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