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日本禁煙友愛会創立50周年式典

「煙」なくす再出発

 日本禁煙友愛会の創立50周年記念式典が26日、禁煙運動発祥の地である伊那市で開かれた。県内外から各支部役員約300人が集まり、50年の節目を祝った。
 あいさつに立った小島義雄会長は「50周年を再出発点として、地上からたばこの煙がなくなるように取り組みたい」と決意を新たにした。
 来賓の小坂市長は、禁煙の輪が長野から全国、世界につながることを期待。伊那中央病院での禁煙外来のPRも呼びかけた。
 そのほか、長年、活動に貢献した会員1200人への感謝状授与、塩尻協立病院長矢崎顕二さんの講演「今日におけるタバコの問題」もあった。
 出席者には冊子「創立50周年の歩み」を配布。
 禁煙友愛会は1955年8月、伊那市小沢の故小坂精尊氏が禁煙で健康を取り戻したことをきっかけに、禁煙の輪を広げたいと創立。会員10人でのスタートだったが、現在は県内、東京都、山梨県に65支部、3万2千人に広がっている。伊那商工会館内の事務所を拠点に、小中高生への禁煙教育、公共施設の禁煙・屋外ポイ捨て禁止条例制定の署名活動など禁煙運動を展開。99年には、功績が認められ、世界保健機関(WHO)から表彰を受けた。
 伊那支部も創立50周年を迎え、10月に記念式典を計画している。

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