ザザ虫の生息数・調査 豪雨災害復旧工事に反映
国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ヶ根市)は21日から、辰野町縲恚蘒枕ェ市の天竜川で、伊那谷の特産物ザザ虫の生息数を調べるための調査を始めた。ザザ虫の生態にできるだけ影響が少ないよう、7月豪雨災害の「諏訪湖・天竜川激甚災害対策特別緊急事業」本格工事の手法や工事時期に反映していく。
21日は、同激特事業で河床掘削をする新樋橋(辰野町)など、ザザ虫の主要漁場2カ所を含む辰野町縲怦ノ那市の4カ所で調査を実施。松本市の環境コンサルタント会社の3人が同じ網を使って、川底の一定範囲内にどれだけザザ虫が生息しているかを調べた=写真。
堤防が決壊した箕輪町松島付近など数カ所では12月末までに、「虫踏み」中の漁師から捕れ具合を聞き取ったり、それらの数や重さも調査する。
激特事業中の2010年までの間、同様の調査を数回実施していく予定になっている。