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地域の支えに感謝し心の病と向き合う「さくら」が新年会

地域の支えに感謝し心の病と向き合う「さくら」が新年会

 宮田村の心の病と向き合い、支え合っている当事者グループ「さくら」は10日、いつも世話になっている地域の人たちを招いて新年会を開いた。発足から5年目を迎え(前身のふれあい喫茶も含む)、交流の輪は着実に拡大。「皆さんのおかげで、色々なことをやってみたいという意欲がますます沸いている」と、地域の支えと理解に感謝した。
 この日は、日常的に利用する村の福祉交流施設「なごみ家」を会場に、さくらのメンバーが協力して準備。鍋を囲んで支えてくれる地域の人たち約40人をもてなした。
 代表の酒井保美さんは「ボランティアの皆さんの人数をみると、私たちの成長に大きな力を頂いたことが良く分かる。感謝の限りです」とあいさつ。湯気が立ち上るアツアツの鍋をつつきながら、話しに花が咲いた。
 さくらは村の精神に関するデイケアサービスだが、なごみ家という・ス拠り所・スができたことで多くの人が加わり、地域にもボランティアの輪が広がった。
 「メンバーも最初は1人、2人だったが、今は20人以上。みんなが集まることで、意欲や課題も出てきた。地域の支えてくれる皆さんも含めて本当の仲間」と酒井さんは話す。
 歌ったり、会話したり楽しい時間を過ごした新年会。参加した清水靖夫村長は「自立と言うが、社会が今一番必要としている部分がさくらの活動にあり、参加することに意義があるはず。今後も多くの人を巻き込んでいって」とエールを送った。

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