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南ア世界自然遺産登録へ

29日 長野県連絡協議会を設立

 南アルプス世界自然遺産登録に向け、29日、長野県連絡協議会を立ち上げる。12日、伊那市役所で設立準備会=写真=があり、「自然遺産」で進めていくことを確認した。
 運動は静岡県、山梨県、長野県の10市町村で展開。長野県は飯田市、伊那市、富士見町、下伊那郡大鹿村の4市町村で、伊那市が取りまとめ役を務める。
 準備会には、県内4市町村の首長、議長、担当課長ら約20人が出席。
 世界遺産やこれまでの経緯など説明を受け、連絡協の規約、事業案、経費負担などを協議した。
 小坂市長は「登録までの道のりは長いと思うが、運動の過程が重要。諏訪、上・下伊那など巻き込みながら、運動を展開したい」と述べ、南アを見直すきっかけになることに期待した。
 2月末には、3県の関係市町村で推進協議会を立ち上げる予定。
 南アは、標高3、000メートル級の高山が連なり、日本を代表する山岳景観を有する。ニホンカモシカやライチョウなど30種類以上が確認されている。キタダケソウなど植物も多数存在するが、シカの食害が深刻になっている。

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