宮田村が防災マップを全戸に配布
災害について住民の意識を高めてもらおうと、宮田村は防災マップを新たに作成。9月1日の防災の日にあわせて全戸配布する。村内各地区の拡大地図をふんだんに盛り込み、自宅周辺の避難経路、消火栓、危険個所などを分かりやすく明示。災害発生時の行動マニュアルなども掲載している。
今までも地震防災の冊子や土砂災害の危険マップは全戸に配布してきたが、各災害を網羅した本格的なものは始めて。
「事前に避難所や危ない場所など家族で話し合い、確認してもらえれば」と村生活環境係は期待する。
宮田村内の各地区は昨年あたりから、自主防災組織の見直し強化を推進。
多くの区が消防団OBを組織の指導者にすえるなど、災害が発生した時に動ける体制づくりを進めている。
9月1日は村内一斉に防災訓練を展開するが、今年は現役の消防団に頼らず、自主防が主体になって各地区の訓練を行う。
「災害が発生すれば、誰に頼むのでもなく、地区や住民ひとりひとりの力が必要になる。訓練もそうだが、マップも活用して意識を高めてもらえれば」と同係は話している。