なごみ家で「繭玉」づくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で15日、小正月の伝統行事「繭玉」づくりが行なわれた。利用者や地域住民約30人が参加。にぎやかに昔ながらの風習を満喫し、無病息災などを願った。
地域の伝統や風習に詳しい大田切区の酒井昌子さんを講師に迎え、全員で挑戦。米の粉を丸めてこねて、繭の形に似せた団子を白とピンクの2種類仕上げた。
高さ約2・5メートルのサカキとヤナギの木の枝に丁寧に刺して、立派な飾りが完成。
木片に13本の線を書く鬼を追い払うおまじないの「鬼木」も用意し、「今年も良い1年になるぞ」と笑顔がこぼれた。
「昔はどこの農家でもやった行事。今は何か機会がないと難しいが、みんなでやると楽しいねぇ」と参加者。
残った繭玉はおしるこに入れて、新年の味で会食も楽しんだ。