イーナちゃんバス 新車両で運行開始
伊那市内を運行する市街地循環バス「イーナちゃんバス」2台が新車両に変わり、17日、市役所前で出発式があった。
旧車両は、走行距離が46万キロを超えるなど維持するための手入れが必要になってきたことから更新した。小型の超低床ノンステップバス(14座席)で、スロープ板の装着によって車いすの乗車が可能。車体外側は、自転車に乗ったり、走ったりする市のイメージキャラクター「イーナちゃん」をデザイン。バックの色は市章に合わせた青・ピンク・緑と、緑の2パターンがある。1台1700万円。
式で、小坂市長は「97年11月から試行し、翌年4月から本運行となった。これまで約81万人が利用した」と述べ、安全な市民の交通手段の確保につながることに期待。また、合併に伴い、公共交通体系のあり方を検討していると紹介した。
バスは、外回りを市が伊那バスへ委託、内回りは伊那バスが独自に運行。05年度の1便当たりの乗客数は、いずれも12人だった。