大芝の湯「風呂の日」コンサート
南箕輪村の大芝の湯は26日夜、「風呂の日」企画で初のコンサートを交流室で開いた。風呂上がりの利用客は、村内で活動するハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」の演奏を聞いてくつろいだ。
昨年、七夕祭りでハーモニカ演奏を屋外でしたが、ゆっくりと演奏を聞いてもらえるように、また趣味のグループなどの発表の場提供も考え、「風呂の日」特別企画として催した。
今回出演したクラブは、村公民館講座「初心者ハーモニカ教室」の修了者が昨年発足。月2回の練習のほか、発表会やボランティア活動をしている。
子どものころに吹いたハーモニカの音色を楽しんでほしい-と、合奏で「海」「夕焼け小焼け」「知床旅情」「ふるさと」、独奏で「虫の声」「埴生の宿」「さざんかの宿」を演奏した。
利用客はじっと耳を傾けたり、演奏に合わせて歌を口ずさむ人も。村内の知り合いと一緒に訪れたという東京都の女性は、「和やかでとてもいい。懐かしい感じで一緒に歌いました。こういう発表の場は趣味でやってる人たちの励みにもなると思う」と話していた。
大芝の湯では今後も、中学生の吹奏楽や地域で活動する団体などに、日ごろの練習成果を一般の人に聞いてもらえる機会を提供していきたい-としている。