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中山湖スケート場今季営業中止・完全閉鎖も

7月豪雨の影響で土砂堆積し整備不可能

 伊那市高遠町藤沢の中山湖スケート場は、昨年7月の豪雨の影響で整備が不可能となり今季の営業を中止、今後の復旧も困難な状況にあり、完全閉鎖の可能性も高まっている。
 管理する市教育委員会高遠教育振興課によると、沢の氾濫によって土砂が湖に堆積、通常で水深2メートルあるが、これによって5縲・0センチほどとなった。また、湖に流れ込む沢も増えたことで、氷を張らせることが厳しくなっている。
 復旧には土砂を掘削したり、湖の周囲に水路を設置するなどの大規模改修が強いられるが、予算面から、利用者が低迷している点などを踏まえ、改修の必要性の有無が検討課題となっている。
 スケート場(外周約150メートル)は、88年にオープンし、当初は1シーズン千人以上が利用していたが、近年は400人前後まで低迷。競技人口の減少をはじめ、地元の小学校でスケート教室がなくなったことや、温暖気候による短期間営業を強いられていることなどが原因とされている。
 近くにある国立青少年自然の家の利用者や地域住民が主に足を運び、氷上ボーリングやカーリングも楽しめるスケート場として親しまれていた。

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