伊那商工会議所がIT研修
インターネットの活用方法を学ぶ
伊那商工会議所は17日、伊那商工会館でIT(情報技術)活用研修会を開いた。商業関係者を中心に約30人が集まり、インターネット・メールの活用方法を学んだ。
本年年、伊那商議所が会員を対象にした情報化の実態を把握するアンケートから、メールの活用は全体で74%と高かったが、観光接客業、商業は50縲・0%にとどまる結果が出た。メールの利便性を理解してもらい、さらに事業効果を上げていこうと県経営者協会上伊那支部情報委員会などの協力を得て研修の場を持った。
講師は、プログラム作成やネットワークのシステム構築などを手がける「キャリコ」(駒ケ根市)社長の小林正信さん。インターネットとメールの活用方法、ネットショップの概要や事例などを解説した。
ネットショップの流通量は年間、部品の調達など業者間が100兆円、業者と消費者間が1兆円で、どんどん伸びている状況という。
「リアルタイムで情報発信できる、地域が限定されないなどの特徴を持つが、膨大な労力がいる」と成功例の少なさを指摘。「運用を外部の専門業者に委託しているところも多い」とした。
必要な条件として▽手間、または金をかける▽個人情報の漏えいなどセキュリティーを確保する▽ほかよりも優れたサービスを提供する竏窒ネどを挙げた。