合庁でアスベストの落下防止のための一時防止工事実施
県は、アスベストの含有が確認され、撤去工事の実施を決めた県有施設一つ、伊那合同庁舎で27日、撤去までの一時的な安全対策をとるため、緊急工事を行った。
同庁舎は、空調機械室などの全15室、約1300平方メートルで、アスベストの吹き付けが確認された。
今回の工事は、地下駐車庁横のボイラー室と3、5階の空調機械室の3ヵ所で実施。場内から空気が外に漏れ出さない設備を設置し、既に落下したアスベストの清掃(約126平方メートル)と、はがれる危険性が高い箇所の固化作業(約17平方メートル)を行った。
工事に先立ち行った飛散状況調査で検出した飛散量は、検出可能最小値以下だったという。
工事は28日で完了する。本格的な撤去作業は、出来る限り早期実施を目指しているが、入札になれば、着工がもう少し先になることも考えられるという。