女団連が模擬議会
市政参画意識の醸成ねらう
伊那市女性団体連絡協議会の模擬議会が26日、市役所であった。構成する12団体の代表各1人が男女共同参画推進条例の啓発や食育の必要性、アスベスト対策などを質問した。
模擬議会は98年以来7年ぶりで、市政参画意識の醸成や男女共同参画社会の実現を目指すもの。
開会式で、竹中則子会長は「政策決定の場に女性の参画が少ない。真の男女共同参画社会を築くために、参画意識を持ってもらいたい」とあいさつ。
模擬議会は、女団連の2人が議長を務め、市議会定例会一般質問と同様に、理事者、関係部長が答弁した。質問者は事前に練習したとあって、堂々と女性の視点で質問。
若年母子家庭の支援で、子どもを安心して養育するための就業支援センターの設置に対し、小坂市長は「離婚による20窶・0代の母子家庭が増えている。新市になって検討する必要があるのかと考えている」と答え、上伊那地方事務所の支援員や「サンライフ伊那」職業相談室の活用を促した。
男女共同参画社会の実現については、女性の積極的な参加を求めた。