職員提案制度低調
宮田村が本年度から行政改革の一環として導入した「職員提案制度」だが17日現在、4件の提案で採用は3件のみと低調だ。内容的にも抜本的な発想転換には至っておらず、村総務課は「テーマを決めるなど、提案が出しやすい環境もつくっていきたい」と話す。
提案制は事業の効率化から村民サービスまで、あらゆる面で職員にアイデアを募ろうと昨年4月から導入。
良い発想には報奨金を出そうと、本年度予算に5万5千円を計上。しかし、採用した3件はいずれも報奨金の対象にならなかった。
「当初の見込みよりも提案が少ない。本当は肩肘張らずに自由に意見を出してもらいたいのだが」と担当者。
次年度も継続していく予定だが、改めて職員のやる気を喚起しながら、村政の活性化に向けて柔軟な発想を募っていく。